夏休みがほしいだけ

夏休みがほしいだけ

ただの雑談でございます。

後ろの席の人に椅子を蹴られたらちょっとだけイラッとする

 

席替えしたい。

 

え、なんで?
別に自分の席いいやん。
窓際で後ろから2番目って、まあまあ当たりやろ。

 

いやや、もう席替えしたい。

 

前したばっかやん。
まだ1ヶ月ぐらい我慢せなアカンやろ。

 

耐えられへんわ。

 

何なん?
別に周りの人も変な人おらんやん。

 

いやそれがやで、後ろの席の林田さんが盲点やってん。

 

え、うそ?
林田さんなんかあんの?
え、普通に可愛くない?

 

正直顔は好き。
声はあんまりやけど。

 

ええやん、顔可愛かったら。
なにがアカンねん。

 

ちゃうねん。
林田さん、思いのほかおれの椅子蹴ってきよるねん。
後ろから。

 

なんやねん、その程度かよ。
我慢せえよ。

 

ちゃうで、ホンマまあまあの頻度で蹴ってきよるで。
1回の授業中に8回は蹴ってくんねん。

 

まあまあ蹴るな。
普通1回当たってもうたら、ちょっと反省するけどな。

 

やろ?
でも全然。
林田さんは全然そんなこと気にしてない。
コンコンコンコン蹴ってきよるわ。

 

まあでも我慢せえよ、そんくらい。

 

いやこれが結構ストレスやねん。
おれが窓から入ってくる風に心地よさを感じながら眠りに着こうとしているそのときに、林田さんからのノックが入んねん。
林田ノックが。

 

もう名称まで付けてるんや、林田ノックって。
なんか大御所の漫才師みたいやな。

 

そりゃあもう1回の授業で8回も喰らってんねんから、付けたくもなるよ。
なんなら1日トータルやったら、もっと林田ノック喰らってるからな。
『またかよ・・・。林田ノック・・・』
ってなるおれの気持ち分かる?

 

そう思えば大変やな。

 

おれも正直、林田さんが後ろの席ってなったときちょっとワクワクしたけど、今じゃあ林田さんはおれのストレッサーになってんねん。
もう憂鬱やねん、林田さんのことを思い浮かべると。
こんな未来、誰が予想してた?

 

んなことおれに聞かれても。

 

こういう些細なイライラが積み重なって、世の夫婦は離婚すんねやろな。
おれ林田さんとは結婚できひんわ。

 

いや林田さんサイドの見解ガン無視やん。
林田さんも別におまえと家庭を築くつもりないやろ。

 

キツイわ。

 

まあでも1ヶ月我慢しよう。
それしかないわ。

 

林田ノックに加えてまだあんねん。

 

え、まだあるん?
何なん?

 

おれ窓際の席やん?
でさ、自分もうっちーも中西もヤンガスも、みんなどっちかっていったら廊下側の席になったやん?

 

おう、そうやな。

 

おれだけ逆サイドやん?
そしたらさ、休み時間始まったら、もうすでに4人でモンストやってるやん。
おれも仲間に入れろや!

 

うわ、全然気づかんかったわ。

 

今までなんとなく5人でうまいことやってたやん。
それをおれがはぐれたら除け者みたいにしやがって。

 

いや無意識、無意識。
わざとじゃないから。
ごめんって。

 

ホンマ頼むわ。

 

今度から3人と2人で別れてやろう?
おれら先にじゃんけんして、負けたやつが自分とやるようにするから。

 

なんで負けたやつがおれとやるシステムやねん!
イヤなんか、おれとやんのは?

 

分かった、分かった。
ごめんって。
そこはうまいことやるやん。

 

完全に傷ついたわ。
ブロークンハートやわ。

 

それは失恋やから。
なんや、林田さんにフラれたから八つ当たりしてたんか?

 

 

あとがき

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