メガネかけてるから店員にナメられるねん
この前ラーメン食べに行ってんけどさ。
おお。
明らかに店員にナメられてたわ。
接客がめっちゃ適当やったわ。
マジかよ。
めっちゃ腹立つやん。
もう全然声出てなかった。
覇気がなかったもん。
でも、おれの隣のサラリーマンの人にはちゃんと接客しよるねん。
明らかに差があるねん。
めっちゃナメられてるやん。
いやホンマに。
なんやねん。
まあ言ったら悪いけど、顔やろなあ。
え、顔？
うん。
自分あんまり強そうちゃうもんな。
ていうかどっちか言うたら弱そうやもんな、顔。
メガネもかけてるし。
え、そんな弱そう？
てかメガネは関係ないやろ。
いやメガネはやっぱりあるかないかやったら、ある方が弱そうに見えるねん。
弱そうというか優しそうというか。
でもその店員もメガネかけてて弱そうやったからな。
な。
自分もメガネの店員見て弱そうって思ってるやろ？
向こうも自分のこと見て弱そうって思ってんねん。
『あ、このメガネ弱そう。いけそう』って思ってんねん。
なんやねんいけそうって。
あいつメガネのくせにメガネのことナメてるやんけ。
絶対向こうの方が弱そうやったわ。
絶対おれの方が強い。
うわ、なんか店員の顔思い出したら腹立ってきた。
そうは言っても先手向こうに取られてるからな。
メガネ同士の戦いで先手取られてるからな。
いやおれが先手取ることは絶対にないもん。
おれ店員に偉そうにとか出来ひんもん。
やろ？
常にメガネとの戦いにおいては後手に回ってるやろ？
そういう雰囲気も出てんねん、メガネから。
いやそんなメガネと戦うことないけどな。
どういう状況やねん。
てかメガネから雰囲気出てんの？
おれじゃなくて？
うん。
それやったら向こうもメガネやからメガネから後手の雰囲気出てるはずやろ。
てかメガネ同士やったらもう成立せんやん。
それが後の先を取られてんねん。
メガネ同士の戦いで。
もう剣道みたいになってきてるやん、メガネ同士の戦い。
もうな、メガネのせいで全てが上手くいってないねん自分。
メガネ捨てよ。
メガネ捨てんの？
そこまで？
大半の日本人はメガネを見たらもうナメてまうねん。
それはしょうがないねん。
すごい差別的思想を持った国民性やな。
そんなはずないやろ。
じゃあ逆にメガネかけてる強そうな人おるか？
えー。
そう言われれば出てこんな。
古田は？
古田は確かにメガネかけてるのに野球上手いけど、強そうではないやん。
すごい選手やで、確かに。
うーん。
うわ、全然メガネかけてる強そうな有名人が出てこんわ。
やろ？
もう無意識でそうなってんねん。
じゃあ逆にメガネかけてなくて強そうな人言ってみて？
その人がメガネかけたとこ想像したら一気にオーラ消えるから。
うーん、みやぞんとか？
いやポテンシャル的な強そうじゃなくて。
確かにみやぞん運動神経いい印象あるからポテンシャル高そうやけども。
見た目が強そうというか、恐そうな人よ。
うーん、竹内力とか？
いや竹内力系統挙げられたら自動的にグラサンに変換されて、より強そうになってまうから。
もうただのミナミの帝王やから。
難しいわ。
意外と思い出せんねん強そうな人。
あとがき
