夏休みがほしいだけ

夏休みがほしいだけ

ただの雑談でございます。

結局、自信あるやつがモテるねん。自信あるわ。モテてへんけど。

 

おれって顔ブスやん。

 

まあな。

 

あっ、ちょっとちゃうわ。
ちゃうちゃう。
そんなあっさり認められると思ってなかった。
「いやいや、いうて普通ぐらいやろ」
って言ってくれると思ってた。
ブスに落ち着くにしても、なんぼかラリーがあると思ってた。

 

いやいや、いうて普通ぐらいやろ。

 

もう遅いねん。
即認めてもうてんねん。

 

いやあ、だってそれはなあ。
ムズいわ。

 

ムズいってなんやねん。

 

そんな・・・なあ?
いや・・・なあ?

 

「なあ?」ってなによ。
なんなのよ。

 

もうこの際はっきり言うけど、だってブスやん。
もうちょいマシやったら訂正してたけどさ。
そんな乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負に出られても。

 

え、そんなブス?
おれが「全然ブスちゃうで」って答えを待つのは、そんなに一か八かの勝負なん?

 

イェア。

 

ウソやん・・・。

 

いや、そもそもな、「おれって顔ブスやん?」って入りがめんどくさいわ。
なんなんそれ?

 

それはちょっとあれやん。
自分で言うのは恥ずかしいけど、予防線みたいなもんやん。
先に自分でブスって自己紹介することで、あんまりそこをイジられんようにしてんねやん。

 

それはもう自分でも自分のことをブスって思ってるやん。
で、その予防線はこすいわ。

 

ちょっともうやめて。
そんな言われたらつらいわ。
まさかこんなことなるなんて思ってなかったわ。
身も心もボロボロやわ。

 

身がボロボロなんは、今のやりとり関係なく最初からやろ。
心だけやろ。

 

まだ追い詰めてくるやん。

 

ウソやん。友達やからやん。
仲良いからこんなイジってんねんって。
愛あるイジりやん。

 

全然愛感じられんかったわ。
とどめまで刺されたもん。

 

ウソウソ。
滋味にあふれた顔してるって。

 

もう遅いねん。
なんやねん滋味にあふれた顔って。
顔に対する評として滋味って言葉を使うんは正しいんかい。

 

で、「顔ブスやん?」からなに?
ブスちゃうからなに?

 

雑ない?
いやな、もうこの際自分で言うけど顔ブスやからな、モテるためになんか考えなあかんなと。
付加価値いるなと。

 

なるほどな。
確かにモテるかどうかは意外と顔じゃないからな。
自信があるかどうかが重要やから。

 

自信かあ。

 

そう。
イケメンじゃなくても自信さえあったら、美女二人の肩に手を回しながら札束の風呂に入ることも夢じゃないから。

 

雑誌の裏の変な広告やんけ、それ。

 

とりあえず今から何個かモテる要素を言っていくから、自信あるか言ってみて。

 

え?

 

面白さ。

 

う~ん、自信ないなあ。

 

そうやな。
じゃあ次は運動神経。

 

ないです。

 

そうやな。
じゃあ、賢さ。

 

・・・ないです。

 

そうやな。

 

その
「そうやな」
っていうのやめてくれん?
ていうか、なにこの拷問?
なんで自分の口から、自分の持たざるものを認めていかなあかんの?

 

もうな、自分ぐらいのやつがモテるためには、根拠のない自信を持つしかないわ。
「コイツ、そんなカッコよくないのに、なんでこんな自信満々やねん。なんかあるんか?」
って思わせるしかないわ、おなごに。

 

じゃあそういう風に促してよ。
なんで一個ずつ摘み取るように自信を奪っていくのよ。

 

結局この世は自信あるやつが勝つから。
自信ある奴がおなごにモテる世の中やから。

 

その説は正しいん?

 

事実そうなってんねんって。

 

その前にさ、自分はモテてんの?

 

おれ?

 

あなたよ。
あなたはおなごにモテているのかね?

 

モテてへん。

 

じゃあアカンやん。
自信満々で自信あるやつがモテる説提唱してきてるけど、モテてへんやん。
全然説得力ないやん。

 

それは、あれやん。
まだこれからやから。