辛い食べ物が好きな人はなんか調子に乗ってる
コンビニで売ってる蒙古タンメン美味しない?
いや、おれ辛いの苦手やねん
あ、そうなんや。
辛いの苦手なんや。
そうやねん。
へぇ~。
ちょっと待って。
ん?なに?
今、ちょっとイキってない?
ん?
コイツ辛いの食べれへんねやって見下してない?
見下してないで全然。
ただ、辛いのおいしいのになあって思っただけ。
辛いのおいしいのになあって。
その感じイキっているやん。
いやいや考えすぎやって。
ただただ辛いのおいしいのになあって思っただけやって。
食べれへんねや、もったいないなあって思っただけ。
おれずっと思っててんけどさ、辛いの好きなやつって確実に辛いのを食べれん奴のこと下に見てるよな。
全然そんなことないって。
下に見るなんてとんでもないわ。
ただ、ただやで。
辛いものを食べる喜びを知らんのは可哀想やなとは思うわ。
ほら。
なんやねん可哀想って。
そもそもなんでわざわざ自分から辛いもん食べに行ってんのか理解できんわ。
チッチッチッ。
若いなあ。
まだまだ若いわ自分。
なにがやねん。
もうイキってきてるやん。
ていうか今若さ関係ないやろ。
いやいや、辛さの向こう側にある旨味にまだ気づけてないのが若いなあって。
出た!
辛い食べもん好きなやつの大半が言いよるねん。
「辛さの中に旨味がある」って。
ないから。
辛さしかないから。
それ舌がおかしなってるだけやから。
あんねんなそれが。
辛いのをヒーヒー言いながら食べてたらひょいって顔出しよるねん、旨味が。
旨味ちゃんが。
なんやねん旨味ちゃんって。
辛みちゃんにしか出会ったことないわ。
え?
じゃあ全く辛いの食べへんの?
全く食べへん。
だって美味しくないもん。
じゃあ辛いの食べた次の日にお尻痛くなったこともないん?
ないよ。
食べへんから。
あっちゃー、そっかそっか。
オッケーオッケー。
なるほどそういう感じね。
なるほどなるほど。
はい出た!
出た!その2。
辛いの食べる奴らはなぜか自ら進んで食べてるくせに痛みに耐えてる感を出してくるやつ。
辛いの食べへんやつらよりも痛みに耐えてる、忍耐力がある感出してくるやつ。
いやあ、実際そうやん*1。
おれらはケツの痛みに耐えながら成長していってるねん。
でも自分はそんな経験ないんやろ?
そっちが勝手に辛いの食べて、勝手にケツが痛くなってるだけやん。
なんでそっちが勝手にやってんのに食べへんやつらが苦労してないみたいな感じにならなあかんねん。
ゆとり教育と同じ理不尽さを感じるわ。
やっぱな、辛いの食べてケツが痛くなった者同士でしか分かり合えんことってあるとおれは思ってんねん。
で、多分それはおれ以外の辛いの食べてケツ痛めし者たちも一緒の気持ちやと思うねん。
もうな、お互いのことを戦友と書いて"トモ"と呼んでる感じやねん。
鬱陶しいわあ。
なんやねんケツ痛めし者って。
腹立つわあ。
だから自分も蒙古タンメン食べてケツ痛めし者たちの仲間入りしよ?
な?
いや全然仲間入りしたいと思わんわ。
ちなみに蒙古タンメンのカップラーメンは入門編やから。
全然あれは辛さレベル低いほうやから。
あれで低いとか信じられへんわ。
あとがき
*1:実際、辛い物を食べているときに、人間の脳は命の危険を感じているとチコちゃんが言ってました(4/19日放送の「チコちゃんに叱られる!!」)。まあでも耐えてるというよりは快感を覚えているらしい(チコちゃんが「辛いものがやみつきになる理由」を解説! その理由に驚きの声相次ぐ (2019年4月20日) - エキサイトニュース)。