「ハードルは高ければ高いほどくぐりやすい」って言葉が嫌い
「ハードルは高ければ高いほどくぐりやすい」って言葉嫌いやわ。
なんで?
何の意味もなしてないやん。
何やねんくぐりやすいって。
はあ?やわ。
いや、高かったらくぐりやすいやん。
意味は分かるやろ。
いや、くぐったからって何なん?
くぐるのに時間かかったら意味ないやん。
なんとかして上を飛べるようになったほうがタイム早いやん。
それ自分が勝手にハードル走のハードルに決めつけてるだけやろ。
ハードルはなにかしらの障害の比喩やから。
別にハードル走じゃなかったら、ハードルの向こう側に行けたらいいだけやから、くぐったほうが簡単なこともあるやろ。
いやそれはおかしいやろ。
ハードルが高いのハードルはハードル走のハードルに決まってるやろ。
越えてこそのハードルやろ。
何回ハードル言うねん。
え、自分ハードルって知ってる?
知ってるよ。
でも工事現場とかでもあるやん。
あれはバリケードやから。
でな、そもそもな、仮にあれがハードルやったとしても意味おかしいから。
あれ入ったら危ないから置いてんねん。
高かったらくぐりやすいって、何くぐりやすくしてんねん。
危ないやろって話よ。
んおお。
じゃあ、仮にハードルが高いのハードルがハードル走のハードルを意味してたとしても、スッって通れるくらいハードル高いほうがタイムは早いやろ!
何回ハードル言うねん。
お前が先や。
お前が先にこんぐらいハードル言うてん。
スッって通れるぐらいハードルが高いハードル走は、もうただの短距離走やろ。
もう種目変わってんねん。
じゃあ、その、なんか、ちょうど肩のあたりぐらいの高さのハードルやったら飛ぶには高いし、くぐるのにもちょっと苦戦するやろ!
それやったらどうやねん!
いや、高ければ高いほどくぐりやすいって話やん。
なに高さ調整してんねん。
なにちょっとくぐりにくいぐらいに調整してんねん。
高ければ高いはおまえらが言い出したんちゃうんかい。
くぐりにくくなってるやんけ。
ああ?
でな、仮に肩ぐらいの高さのがあったとするで?
仮にな?
ああ?
それの何が面白いねん。
誰がそんなモタモタしたハードル走を見んねん。
ハードルをあのスピード感で飛び越えるから面白いねん。
そもそも誰もそんな種目始めようとせんわ。
じゃあもう面白さは抜きにしてもハードル走やるんやったら、ハードルは高ければ高いほうがくぐりやすいやろ!
何にせよ!
何にせよ!
ハードル走ではハードルをくぐったら失格やねん。
・・・。
その、もうな、ルールとして成り立ってないねん。
さっきから自分の言ってることは。
ハードルをくぐってタイムを競う競技はもはやハードル走じゃないねん。
失格になるから。
・・・。
ハードル走じゃない競技で使われるそんなくぐりやすいやつは、もはやただの鳥居かなんかやから。
ハードル走で使われてこそのハードルやから。
・・・。
え、くぐったら失格なん?
知らんのに言ってたやろ?
・・・。
だからな、もはや「ハードルは高ければ高いほどくぐりやすい」って言葉はめちゃくちゃやねん。
「サッカーボールは小さければ小さいほど手で運びやすい」って言ってイキってるみたいなもんやからな。
アホやねん。
言ってることが。
その例えなんかちょっとちゃう気がするけど・・・。
ちょっとそう考えたらホンマ腹たってきたわ。
言い出したやつ誰やねん。
でもな、そんなにハードル走のルールにこだわるんやったら、そもそも「ハードルが高い」って言葉も使うなよ?
そんなに言うんやったら、ハードルの高さ変えんなよ?
そこはちゃうやん。
おれらが高さ変えてるわけじゃないから。
『うわっ、ハードル高く設定されてるやん。キツーー。』って感じやん。
その中でハードル走のルールの中で越えようとしての「ハードルが高い」やん。
ちゃうやん、ちゃうやん。
なにがやねん。
だから、ハードルが高くされてる時点でもうハードル走のルールは壊されてるわけやん。
それやのにハードル走のルールに則ってハードルを越えようとしてるところを、そこはもはやハードル走のルールじゃなくなってるから柔軟に頭を使ってくぐりましょうよってことやん。
いや、その理屈は後出しやん。
さっきまでハードルくぐるのはルール違反って知らんかったやん。
あと何回ハードル言うねん。
頭かたぁ。