小学生のころは思わなかったけど「Believe」はいい曲
たとえば君がー傷ついてー。
やめて、その曲*1。
切ない気持ちになるから。
くじけそうーになったときは。
やめて、泣きそうになるから。
必ずぼくがーそばにいてー。
やめろって言っとるやろがっ！
こわっ。
全然泣きそうになってないやん。
怒ってるやん。
あまりにしつこいから。
怒りが切なさに勝ったわ。
えー。
こういうときの
「やめて、泣きそう」
はそこまでガチのやつじゃないやろ。
いやマジで言ってたから。
ホンマにやめてほしかったから。
自分どう見てもそんな泣くタイプちゃうやん。
いやいや、どう見てもすぐ泣きそうなタイプやん。
えー、分からん？
見た目繊細そうやん。
どこがやねん。
天才ピアニストみたいな見た目してるやん。
全然やわ。
海外ドラマに出てくる警察の引きこもりゲーマー解読班みたいな見た目して。
誰がめっちゃピザ食うデブの解読班やねん。
ファックやわ。
そこやん。
敵組織のセキュリティを解読できんかったらすぐキーボード叩いて「ファック！」って悔しがるやつやん。
なんなら寄せてきてるやん。
ちゃうねん。
ホンマになんか寂しい気持ちになってくるから。
泣きそうになってくるから。
えー。
なにを泣きそうになることがあんのよ。
小学生のころとか思い出して懐かしくなるやん。
え、ならん？
一回冷静なってみ？
一回だけやで？
おお、一回でええわ。
確かに小学生のころ、この歌うたったで。
でもな、あのころ正直歌うたうのダルかったやろ？
んなことないわ。
まだおれ小学生の頃は純粋やったから、ちゃんとうたわなって思いながらうたってたよ。
ウソつけ。
自分絶対斜に構えてうたわんかったタイプやわ。
「こんなんうたって何になんねん。ファッキンティーチャーがっ！」
って思ってたタイプやわ。
またファック使ってるやん。
そんなにおれに海外ぽっちゃり解読班のイメージある？
それに小学生のころはスマートやったから。
あるよ。
主人公が手助けを求めに行ったら
「いまゲーム中だから話しかけないでくれ」
って一瞥もくれずに言って、手伝うにしても限定品の何かしらを見返りに求めてくるイメージあるよ。
どんなイメージやねん。
おまえ今までおれにそんなイメージ抱きながら接してたんかよ。
せやねん。
「せやねん」ちゃうねん。
え、おれ今までにそんなイメージ抱かせるような片鱗見せたことある？
ないよ。
正直ない。
けどな、これがなんかぬぐい切れへんねんなあ。
このイメージが。
なんでやねん。
意味分からんわ。
だからな、この曲聴いて泣きそうになるのはおかしいねんって。
確かにうたいはしたけど、ぶっちゃけそこまで思い入れはないはずやねん。
思い出補正かけてもうてんねんって。
誰が言ってんねん。
おれに意味分からんアメリカぽっちゃり解読班の補正かけてきてるヤツのくせに。
ていうか補正でもなんでもないから。
謎の偏見やから。
分からんか〜。
分からんわ。
どっちも？
思い出補正の件と解読班の件どっちも？
どっちもじゃ！
解読班の方は特に分かってたまるか。
