制服の第一ボタンを留めるか、深夜の信号を守るか
自分ちゃんと第一ボタン留めてるよな。
おれそんなに第一ボタン開けることに魅力感じひんねん。
そんなにカッコいいか?
留めてるよりは開けてるほうがカッコいいやろ。
どうカッコいいんよ。
なんか男らしいやん。
ワイルドやん。
ワイルドだろぉ~?
全然そうは思わんわ。
ちゃんと留めてるほうがカッコいいやん。
スマートやん。
スマートだろぉ〜?
開けてるほうがカッコいいから。
多数派やから。
じゃあおれはあえて少数派の留めてるほうを行くわ。
あえてワイルドサイドを歩くわ*1。
それ結局ワイルドやん。
スマートじゃないやん。
ワイルドに憧れてるやん。
スタンスの問題やから。
見た目じゃないねん。
分かる?
分からんわ。
全然分からん。
そもそもな、第一ボタンを開けることに魅力を感じひんことに加えて、第一ボタンを開けることによって生じる先生に注意されるリスクを考えたら、第一ボタン留めるかってなるねん。
めちゃくちゃ理由ダサいやん。
ビビってるだけやん。
全然ワイルドサイドを歩く覚悟ないやん。
ちゃうやん。
そんなんカッコいいとも思わんことに対して、リスクなんか払うわけないやん。
いや全然歩く覚悟あるし。
ワイルドサイド、ガンガン行くし。
先生に注意されるリスクなんか考えたことないわ。
真面目か。
じゃあさ、深夜の信号は守る?
機嫌良いときは守る。
はよ帰りたくて車全然来てへんときは渡る。
機嫌良いときってなんやねん。
あるやん、なんか夜歩いとったら涼しくて機嫌良いとき。
なんかずっと歩いときたいわって思う夜。
そんなときは守るよ。
はよ帰りたいときは渡ってまうん?
うん。
だって絶対に車来んときあるやん。
あれ守る?
それはルールに縛られすぎじゃない?
まあな。
でも機嫌良いときは守るねん。
ルールを守らんでもいいであろう場面でも、ちゃんと守ってる自分に酔いたいというか。
なんかルール守りたいときがあんのよ。
へえ。
あんま分からんけど。
自分は深夜の信号守るん?
おれは何があっても守る。
機嫌が良かろうが悪かろうが守る。
え?
いままでのリアクション的に守らんのじゃないん?
さっき「まあな」とか言ってなかったっけ?
全然ワイルドちゃうやん。
いやいやワイルドとかそういう話じゃないから。
ルールはルールやから守らな。
そこちゃんとせなおかしなってくるから。
いやいやいや。
じゃあ第一ボタンちゃんと留めなさいよ。
そういうルールやん。
第一ボタン留めるんは明文化されてないやん。
でも信号無視は道路交通法違反やん。
その違いよ。
なになになに?
メイブンカ?
なんやねんメイブンカって。
制服をちゃんと着なさいって先生が注意してるやん。
そのちゃんと着るというのはどういう風な着こなしのことなのかは、明文化されてないやろって言ってんねん。
そのメイブンカっていうのやめて。
全然字面が頭に出てこんから。
全然スマートちゃうわ。
アホやん。
はあ?
アホじゃないですぅ。
アホ言うほうがアホですぅ。
その対応がもうスマートじゃない。
アホのそれ。
*1:第一ボタンを留めてる派と開けてる派、どっちが多かったか忘れました。開けたらだらしないという意見も分かるけど、開けないと窮屈な気もします。どっちの意見も分かる・・・。世の中そんなもんばっか。
Lou Reed - Walk on the Wild Side (audio)