夏休みがほしいだけ

夏休みがほしいだけ

ただの雑談でございます。

飲みに誘ってくれたはいいけど全然しゃべってくれない

 

この前坂田と飲みに行ってんけどさ。

 

おお、なんか珍しい組み合わせやな。

 

あいつ全然しゃべらへんねん。

 

まあ普段の感じからしてそうなんやろな。
静かなほうやし。

 

でもあっちから誘ってきてんで?
今日飲みに行かん?って。

 

ヘぇ〜。
なんか想像できんな。

 

やろ?
おれもちょっとびっくりしてさ。
でも全然嫌いではないからいいでって言ってん。
で、いざ行ったらアイツ全然しゃべらへんねん。

 

ははっ。

 

なんか店着いて席に座ったら気まずそうに周り見渡したりすんねん。
いや、おまえが誘ったんちゃうんかい!っていう感じやわ。

 

あれちゃう?
自分ほっといても勝手にめっちゃしゃべるやん?

 

まあな。

 

だから坂田も自分やったらあんましゃべらんでもそっちがしゃべってくれて楽って思ったんちゃう?
だから誘ったんちゃう?

 

まあ実際おれがひたすらにしゃべり続けたけど。
もうマシンガントークよ。
間が怖くて。
まだ坂田とはしゃべらんくても気まずくないほどの関係じゃないから。

 

まあそうやろな。
その域まではまだ行ってへんやろな。

 

でな、あいつたまにめっちゃつまんなそうな顔しよるねん。
え、おれちゃんと坂田のこと楽しませれてる?って不安なんねん。

 

彼女か。
なんでおまえがそんなに気使ってんねん。

 

ウチ、亮ちゃんに飽きられてる?って不安なったわ。

 

ウチ言うな。
ほんで坂田の下の名前で呼ばんでいいねん。
頑張りすぎやろ。

 

いや実際思ったで。
なんでそっちがつまんなそうにしてんねんって。
誘ったんおまえやろって。
飲みに行こって言ってきてあんな気まずそうにされたん初めてやわ。
意味分からんわ。
どうしたいねん。

 

なんか冷静なったらめっちゃ面白いな、その状況。

 

いやなんもおもろないよ。
キツイキツイ。

 

あれちゃう?
別にしゃべらんでもいいから、誰かと一緒にご飯食べたかっただけちゃう?

 

そんなことあんの?

 

そういう人おるっちゃおるやろ。
寂しいから一人でご飯食べたくなくて誰か呼ぶみたいな。
何も言わんでもええねん。

 

うーん、そうなんかあ。

 

何もせんでもええねん。

 

楽しいか、それ?

 

笑い飛ばせばええねん。

 

なにをやねん。

 

好きにするのがええねん。

 

おい、ちょい待て。

 

感じるだけでええねん。

 

おまえ完全にウルフルズの「ええねん」の歌詞しゃべってるだけやろ。

 

気持ち良ければええねん。

 

おまえが勝手に気持ち良くなんなや。

 

それでええねん、それでええねん。
それでえーえーえー・・・。

 

・・・。

 

言えよ!
ええねんって言えよ!
完全に整ってたやん。
あとええねん!って言うだけやん。

 

言うわけないやろ。
おまえそれ坂田とやってこいや。

 

坂田がええねん言うわけないねん。
まだ友情度足りてへんねん。

 

語尾ねんやめろや、腹立つ。
育めや、今から。
飲みに行ってこんかい。

 

それはええわ。 

 

 

あとがき

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